私が鍼灸の学校に通いだして数か月、お灸がやっと形にひねられるようになって自分にすえていた時、初めて効果を実感できたのは「足の三里」というツボだった。

歩き回って、スポーツで走りまくって疲れた足を回復させたい。。と思った私が、松尾芭蕉の『おくのほそ道』の序章部分を思い出し、良いやってみようと思って米粒の半分くらいのもぐさをひねって3そうすえてみた。

すぐさますっきりとした感覚が足に広がり、足首の曲げ伸ばしがスムーズになり軽くなった感覚を得た。

自分がお灸の名人になったと、思い上がった勘違い学生だった。

お灸も奥が深いのは確かだけれど、効果は確実!!江戸時代のようの松尾芭蕉のように多くの人が養生の灸をやるようになれば良いなぁ。と思う今日この頃です。

ももひきの破れをつづり、笠の緒付けかえて、三里に灸すゆるより、松島の月まず心にかかりて、住める方は人に譲り、杉風が別墅に移るに、

草の戸も 住替る代ぞ ひなの家

(擦り切れている股引の破れを針と糸で繕い、古くなった笠の緒もつけ替え、「足の三里」のつぼに灸をすえたりして旅立ちの準備をするはじから、心にはまず松島の月がどんなだろうと気にかかり、長く住み馴れた深川の庵は人さまに譲り、出立までは門人である杉風氏の別宅に滞在して)

(老人の私が長く住んだ草庵も 主が変わって 子供のためにひな人形を飾るようになるのかも知れぬ・・・)

(松尾芭蕉 「おくのほそ道」序章)

げん訪問鍼灸マッサージ治療院では、鍼灸治療コース・養生灸コースにてお灸を施療しております。